小学校受験で「お話の記憶」「話の順序」「言語表現力」などが重視される傾向がありますが、それを家庭でどうトレーニングすればよいか悩みますよね。
うちの息子もおはなしの記憶が苦手で、登場人物が何をどうするのかなかなか答えられませんでした。
そんなときに出会ったのが、こぐま会の「おはなしづくりカード」。
こぐま会の「おはなしづくりカード」はそんなお悩みを持つ方に最適なカードゲームです。
今回は、受験業界で定評のある”こぐま会”の「おはなしづくりカード」を実際に使ってみて、小学校受験にどう活用できるのか徹底レビューします。
基本情報/こぐま会「おはなしづくりカード」とは
ゲーム名 おはなしづくりカード
発売元 こぐま会
対象年齢 4歳~6歳
価格 約1,650円
幼児教育・受験指導で50円以上の実績を持つ「こぐま会」が開発した教材で、まさに受験対応に特化した構成になっています。
どんな教材?使い方のバリエーション
こぐま会のおはなしづくりカードは、1話につき4枚の絵カードがセットになっていて、それを正しい順序に並べたり、お話を作ったりして使います。
基本の使い方
1.バラバラのカードを子どもに渡す。
2.正しい順番を考えて並び替える。
3.並べて絵を見ながらお話を作る(自分の言葉でお話づくり)。
4.保護者が物語を読み上げ、子どもが順番に並べる(お話の記憶)。
応用の使い方
・1枚だけ隠して「どんな場面だったか?」を予想させる。
・「続きを考えてお話を広げる」発展型トレーニング。
・複数話をつなげて「長い物語」を作る。
いずれの遊びも、小学校受験の言語領域でよく問われる力に直結します。
また、普通にお話を作るだけでなく、誰が一番面白いお話を作れるかなどの遊びもよくやりました。
小学校受験との関連性は?
こぐま会は言わずと知れた小学校受験専門塾です。この教材も、「お話の記憶」「順序構成」「表現力」を鍛えるために現場で実際に使われているものです。
小学校受験でよく出題されるのが、
・短いお話を聞いて内容を記憶し、設問に答える。
・起承転結のある物語を理解して順番に並べる。
・自分の言葉で話を再構成する。
このような問題形式を家庭学習で再現できるのがこの教材の強みです。
このゲームで育つ5つの力
1.記憶力
お話を聞いて覚えることで短期記憶やワーキングメモリが鍛えられます。登場人物の行動、場面の
変化、結果など話の要点を押さえて覚える力が付きます。
2.表現力
「誰が、どこで、何を、どうした」を整理して話す練習になるため、文の構造や論理的な話し方が
自然と身に付きます。
3.順序構成力
「何が先に起こって、次に何が続き、最後にどうなったか」という因果関係・時系列の理解が深ま
ります。
4.想像力
カードにないことを「想像して話す」ことで物語の構築力・創造的思考力が育ちます。
5.聞く力
「話を聞いてから行動する」「話を最後まで聞く」といった集中力・注意力の育成にも効果的。
実際に子どもと遊んでみた感想
最初は苦手意識が強く、順番に並べるのが難しいと戸惑っていましたが、何回かやるうちに、だんだんとコツをつかんできた様子でした。
また、まじめな話だけでなく、おかしな話などを作ると子どもも楽しく取り組めていました。
とにかくカードの絵がシンプルでわかりやすいので、保護者の説明もほとんど不要です。
「お話を聞いてカードを選ぶ」という記憶トレーニングでは、受験問題そっくりの出題形式を実現できました。
総合評価(5段階評価)
知育効果 ★★★★★
遊びやすさ ★★★★★
コスパ ★★★☆☆
対象年齢の幅 ★★★☆☆
小学校受験に必要な記憶力・構成力・言語力を高水準で育てられます。
絵がシンプルでわかりやすく、使いやすい。どこにでも持っていけるサイズで、場所を選ばない。
内容に対してやや高めだが、受験教材としては妥当の金額。小学校受験対策として年中~年長にちょうどよい設計。
まとめ。お話の記憶が苦手なら「こぐま会のおはなしづくりカード」は必携!
「こぐま会のおはなしづくりカード」は、小学校受験頻出の「お話の記憶」「順序構成」「言語表現力」の分野を総合的にカバーできるカードゲームです。
特におすすめしたいのは、
・お話の記憶問題が苦手なお子様に。
・家庭で言語分野を強化したいけどどうしたらいいかわからない。
・幼児教室には通っていないけど、受験準備を進めたい。
価格はやや高めではありますが、それだけの価値は確実にありました。
毎日少しづつ使うことで、子どもは「お話を理解すること」「お話を組み立てて伝えること」が自然にできるようになります。
「読む・聞く・話す」がすべて詰まったこのカードゲームは、言語教育の基礎固めにも最適。
小学校受験をする方だけでなく、語彙力や表現力を育てたいすべてのお子さまにおすすめしたいカードゲームです。
同じこぐま会の「むかしばなしカード」。
こちらもおすすめです。
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