近年、特に若い世代において男性の育児参加が重要であるという考えが浸透してきました。
「イクメン」という言葉も広く使われるようになり、男性が子育てをしやすい環境も整ってきつつあります。
わたくしこはくも育児の真っ最中であり、男性で時短勤務を継続しています。その経験から育児休暇制度を利用した感想を書いていきたいと思います。
男性の育児休暇の取得
厚生労働省が発表した「男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取り組みについて」(令和元年7月)によると、男性の育児休暇の取得率は6.16%と低い水準となっています。
男性の育児休暇の取得率が低い理由として
- ・会社の育休制度が整っていない
- ・人で不足で休めない
- ・育休を取得できる雰囲気ではない
などがあげられます。
今でも男性は働いて家族を養うべきといった考え方が定着しており、男性の育休に対しての理解が進んでいないと感じます。
わたしも男性なのに育休を取っていると好奇の目でみられることもあります。
この辺の理解が進んでくれるともっと男性が育児に参加しやすくなると思います。
男性が育児休暇を取得するためのポイント
育児休暇を取得する権利は、男性にも女性にも同様にあります。
しかし、「職場で理解されにくい」「評価に響くなどキャリアに支障が出そう」「出世コースから外されそう」といった理由から、育児休暇の取得を悩んでいる男性も多いでしょう。
今後の仕事に影響が出ないように職場の理解を得ることはとても大切です。どのようにすればスムーズに育児休暇を取得することができるかポイントを紹介します。
ポイント1 職場の関係を良好にしておく
育児休暇の取得に理解を示してもらうには、職場で良好な関係を築くことは不可欠です。
育児休暇を取得するとまとまった休み、または時間単位での休みを取ることになり、ほかの職員の負担が増えることにもつながります。
あの人のためならしょうがないと思われるような関係を築いていければ、安心して育児休暇を取得できるでしょう。
日頃からコミュニケーションを欠かさず取るように心がけましょう。
ポイント2 引継ぎをしっかり行う。
育児休暇を数週間~数か月単位で取る場合は、引継ぎをしっかり行うことも重要になります。
自分の仕事を同僚や部下にお願いするケースも多くあり、引継ぎがうまくいかなければ社内全体の仕事が滞ってしまうこともありえます。
また、育児中は夜間や早朝に子どもが発熱し、突発的に休なければならないこともあります。仕事の進捗具合を日頃から上司に報告し、いざというときには対応してもらえるような下準備も必要になります。
まとめ
子どもの成長はとても早いです。毎日様々なことを吸収し、できることも増えていきます。育休を取得することで、子どもとの時間を確保し、家事を妻と協力しながら子どもの成長を見守っていくことは、その後の人生の糧となるでしょう。
男性の育休は法的には認められていても、実際はまだまだ理解が得にくいことも多々あります。
わたしも職場で理解が得られず、肩身の狭い思いをしていました。
「あなたのせいで仕事の分担を変えたためにほかの人に迷惑がかかる」
「男性で育児休暇を取るなんて奥さんは何してるの?」
など心ない言葉をかけられたこともありました。
しかし、育休を取得することで子どもの成長、また子どもとのかけがえのない時間を手に入れることができました。
わたしは育休を取得して本当によかったと感じています。
育休の種類については男性の育児休業制度ってどんなものがあるの?をご覧ください。
育児休暇を取得しようと考えている方はぜひ検討してみてください。
素敵な育児時間となりますように。
それではまたっ。
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